安くても使えるメガネと言えばJINSとZoffを思い浮かべる人は多いですよね。
価格が安いので洋服に合わせて何本か作っている人も。
どっちも安いのはわかっているけど、どっちで買うのがよりお得なのか、どんな所が違うのか、気になりませんか?
ZoffにはZoffの強みが、JINSにはJINSの強みがあるんです。
だから賢くメガネ作ろうと思うなら、それぞれの強みを知って、目的に合わせてその都度、お店を選ぶのが正解!
今回は目的別に、ZoffのメガネにするのかJINSのメガネにするのか、考えていきましょう!
メガネはフレームとレンズから成り立っていますよね。
ここは基本中の基本。1番違いがわかる場所です。
だから目的別に選定する前に、フレームとレンズ。この2つを比較してZoffとJINSの基本的な違いを頭に入れておきましょう。
フレーム
◼JINS
後ほど詳しくご紹介しますが、JINSはどちらかというとデザインや遊び心重視。
2009年に発表されたAirframeは軽量で曲げられる、曲げても元に戻る弾力を持ったメガネとして大人気となりましたが、個人的にはJINSの強みはもう一つ別にあると感じています。
気分に合わせてフロントのフレームをチェンジできる「JINS SWITCH」やメルヘンチックな色合いで華奢なフレームがガーリー感たっぷりで可愛い「Rim Metal」シリーズ などなど掛けていると楽しい気分にさせてくれるようなものばかり。デザインに強いのがJINSと言えます。
◼Zoff
Zoffのラインナップの代表である「Zoff SMART」は最先端の特殊軽量プラスチックを使い、メガネの「重くて煩わしい」「締め付けられている感じがして辛い」「高いのにすぐ壊れる」と言った悩みを全てクリアにしています。
キッズ向けのモデルも充実しており、軽量で壊れにくいという点からも子供のファーストメガネとしての人気も高いのが特徴です。
レンズ
レンズで重視したいのは薄さですよね。レンズの薄さを数字で表したのが屈折率。この屈折率の数値が大きければ大きいほど、薄いレンズということになります。薄いレンズは視野の歪みが少ない点も利点です。
度数の強い人の場合はどうしても厚みのあるレンズになりがちなので、気に入ったフレームが華奢だったらレンズがフレームからはみ出してしまったり、歪みが強すぎて慣れるまで眼精疲労に悩まされることも…。
JINSとZoffが使っている標準レンズ(フレームとセットになっている無料のレンズ)の屈折率はどの位なのか、どんな特徴があるのか、比べてみましょう。
◼JINS
標準レンズ(¥0)屈折率 1.6/1.67/1.70/1.74
特徴:
薄型非球面レンズ
撥水コート
反射防止コート
紫外線99.9%以上カット
◼Zoff
標準レンズ 屈折率 1.55
特徴:
傷つき防止ハードコート
反射防止マルチコート
紫外線94%カット UV380
JINSはデザインに強く、Zoffはフレームの技術に強い印象です。
ビジネスマンにウケが良さそうなのはZoffっぽい。
レンズの屈折率に関してはJINSの方が優位ですが、デザインを邪魔しないためにも薄いレンズは必要不可欠な要素だったからかもしれませんね。
視力って実はコンディションや環境によって微妙に変化することもあります。
睡眠不足が続いていたりすると視力も落ちますし、光の加減でも違いますよね。
だから1番良いのは体調が万全な時に、出来れば普段メガネをかけている場所で視力測定するのが理想。
でもそんな事は到底無理なので、メガネが仕上がって数日かけてみたけどしっくり来ない…という人も意外に多いんです。
他にも鼻あての部分のネジが緩んできたり…メガネにもメンテナンスは必要。
そんな訳で、購入した後のアフターサービスは実はかなり重要なポイントになってきます。
JINSとZoffのアフターサービスについてみていきます。
◼JINS
・通常使用時の際の破損、度数の進行による不都合が生じた場合
保証期間:フレーム、レンズ共に商品お渡し日より6ヶ月間
度数の変更は2回までが保証対応です。
・鼻パッドおよび丁番のネジが取れた状態の無償交換
保証期間:特に記載なし(場合によっては部品代などの有償の場合あり)
・掛りの調整
保証期間:特に記載なし(オンラインで購入の場合も可能)
・イメージが違った場合の交換(オンライン購入のみ)
保証期間:商品到着後30日以内で室内での試着のみの場合
保証内容:お客様都合でも同価格の商品と交換
※セール品・アウトレット品、一部コラボ商品は保証の対象にはならないので注意
◼Zoff
・通常使用時の際の破損、度数の進行による不都合が生じた場合
保証期間:フレームはお買い上げ日から1年間
レンズの度数交換はお買い上げ日より6ヶ月以内
キッズの場合は1年間の度数交換保証がつきます。
・鼻パッドおよび丁番のネジが取れた状態の無償交換
保障期間:特に記載なし
・掛りの調整
保証期間:特に記載なし(オンラインで購入の場合も可能)
・イメージが違った場合の交換(オンライン購入のみ)
保証期間:商品お届け日から起算して8日以内
少しでも長くメガネを使いたいという人、オンラインで買うことの多い人はアフターサービスにもぜひ、注目してください。
ここからはいよいよ賢い買い方のコツです!
メガネを作ろうと思うきっかけは様々だと思いますが、例えば「そろそろ度数を変えないとダメな時期だ」とか「フレームに飽きてきたから」とか「PCメガネの必要性を感じてきたから」とか…。
例えばフレームに飽きてきた人はJINSとZoffどちらに行くべきでしょう?
また、PCメガネの必要性を感じてきた時にはどちらに行くべきでしょうか?
目的別に確認していきましょう。
◼PCメガネを買うなら
現代人はブルーライトにさらされる毎日。
会社ではPC、家庭ではタブレット…。今や幼稚園児までiPadやタブレットやスマホを操るのですから、子供も大人もブルーライト対策はしておきたいものですね。
ブルーライトは浴び続けると眼精疲労ばかりでなく、精神的にも疲労をもたらすのだとか。しかも寝る前に浴びると睡眠の質が落ち、睡眠障害に陥ることも…。
疲れて疲れて疲れて…の繰り返しになってしまいますね。
そんなわけでPCメガネに注目している方も多いでしょう。
成長期の子供にも睡眠障害を防止するためにも掛けさせたいところですよね。
…ということでZoffとJINS、PCメガネはどちらで買うのがお得なのか検証して見ました。
わかりやすく度なしパッケージ版の場合で見ていきます。
◼JINS
標準ブルーライトレンズ: カット率 25%・40%の2種類
屈折率:1.6
薄型非球面レンズ、撥水コート、紫外線カット率99.9%
価格:5000円(税別)
カット率25%ならレンズの色はなんとなくブルーが入っている?という程度の色づき加減、40%ならなんとなく茶色掛かってる?という程度です。
JINSは他にも
カット率68%のPCレンズがありますが、7000円のプラス料金が必要になります。
また、カット率が高くなるにつれレンズの色も濃くなり、屈折率68%になると見た目はライトカラーサングラスに近いので、PCメガネと知らない人が見ると部屋でサングラス?となってしまうかも…。
◼Zoff
標準ブルーライトカットレンズ カット率 50%・40%の2種類
屈折率 1.55
傷つき防止のハードコート、超撥水コート、紫外線カット率99.9%
価格:50%/5000円(税別) 40%/3800円
透明度の高いレンズが特徴。レンズの色は、なんとなく黄色がかっているなという程度です。
カット率とレンズの透明度に関してはZoffが上手です。
でも薄さでいうとJINSの方が優れていますね。
屈折率が高く薄いレンズは歪みが小さいので、例えばリーディンググラスなど、歪みの強くなりがちなレンズなら、少しでも屈折率の高いJINSのレンズを使用した方が違和感を感じなくて済むかも。
度なしのパッケージ版ではなく度入りの場合はその点も検討してみると良いでしょう。
◼個性的なメガネが欲しいなら
これに関してはJINSを強くお勧めしたい!
というのも冒頭にお話ししたようにJINSはデザインに強く、また、遊び心満載の商品が多いからです。
例えばJINSがコラボ企画を頻繁に行っていることはよく知られていますよね。
ONE PIECE や黒バス、刀剣乱舞などマニア受けするようなコラボ製品はコレクションとしてコンプリート購入する人も…。
もちろん、コレクション用ではなく掛けて使うことも考えられていますから、フレームもレンズも他のラインナップの物と変わりありません。
月刊ムー、山手線E235系などニッチなマニア向けな製品も扱っているのが大胆だなと感心させられます。
ちなみにZoffではディズニーコラボ製品がお馴染みです。
キッズサイズもあります。
煩わしいと嫌がるお子様でも喜んで掛けてくれるかも!
また、もう一つJINSで注目したいのはJINS SWITCH!
普段はメガネを使っているけれど、サングラスを掛けたい時に着け替えるのが面倒。サングラスとメガネの切り替えがバネ式のものはダサくて嫌だ…。
そんな悩みを解消してくれる商品。
フレームのフロント部分を着せ替えられるというもの。
例えば車の運転をするときにはサングラスをかける人も多いでしょう。
特にメガネをかけていない人ならサングラスを取り出してかけるだけで済みますが、常時メガネが必要なくらいに視力の弱い人がサングラスをかけたい時には、まずつけてるメガネを外し、ケースに収める→サングラスを取り出し掛けるという手間がありますよね。
でもこのJINS SWITCHならフロントフレームを取り出して装着するだけ。メガネをつけていない人と手間が同じになるんです!
昔からメガネとサングラスの一体型のものはありましたが、レンズをバネで上げ下げするタイプ。
サングラスを使用していない時には傘のようにレンズが飛び出していました。
かなりダサい…。
JINS SWITCHなら見た目もカッコいいです!
◼そろそろ近くが見え辛い… リーディンググラスなら
40代になるとそろそろ近くが見え辛くなってきた…感じる人もいますよね。でも、出来れば見るからに老眼鏡!というデザインは避けたい所でしょう。
最近はスマホする人がほとんどなのでPCレンズを入れたリーディンググラスも人気です。
ではJINSとZoffのリーディンググラスのラインナップを確認していきましょう!
もちろん、どちらのブランドも好きなフレームを選んでそれをリーディンググラスにする事も可能ですが、今回はわかりやすくするためにも、それぞれ1番安価な標準モデル(レンズ交換不可のモデル)で比較してみますね。
◼JINS リーディンググラス 仕様
度数展開:+1.00/+1.50/+2.00
<特徴>
・標準レンズがPCレンズ ブルーライトカット率25%
・薄型非球面レンズ・撥水コート・紫外線99%以上カットのレンズ
・耳にかかる部分テンプルエンド部がソフトラバー素材で調整可能
・フレームはスクエア5色、ウェリントン4色の中から選択
フレームとレンズのセット価格:5400円(税込)一律
◼Zoff リーディンググラス 仕様
度数展開:+1.00/+1.50/+2.00/+2.50
<特徴>
・厚さ約20mm、重さ 約13gの軽量素材のフレームで長時間でも疲れない
・キズが付きにくいハードコート・反射を防止するマルチコート・紫外線カット94%のレンズ
・耳にかかる部分テンプルエンド部が可動式なので掛かり具合を調整できる
・フレームによって価格は変わるが、選べるフレームが多い
フレームとレンズのセット価格:3024円(税込)〜
PCレンズ必須の方はJINSを選んだ方が良さそうですね。
でも出来るだけ価格を抑えたいけど、100均のレンズはすぐにキズだらけになってつかえなくなりそうで嫌、という方はZoffが良さそう。
ちなみにPCとスマホが欠かせない私はJINS派です。
目の疲れ度合いがPCレンズありとなしでは全然違います!
長時間使用する人ほど実感すると思いますよ。
もしPCやスマホのハードユーザーならJINSをお勧めします。
いかがでしたか?
薄いレンズが良い、PC用で探してる、人と同じは嫌!子供がメガネを嫌がって困ってる… 色んな目的や悩みがありますよね。
目的に合わせてJINSにするのかZoffにするのか検討すればもう迷わないですむかも!!